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>> Report top >> MiiM Concert 20050702 no.1
 

世界最初で最後になるはずの原爆投下から60年目にあたる今年、広島在住のピアノ調律師、矢川光則さんの企画により平和コンサートが全国各地で催されています。ミーム・カンパニーでもその一端として「ミーム平和祈念コンサート」開催のお手伝いをさせていただきました。

当日は被爆ピアノを中心にギターの弾き語り、クラリネット、子供たちによる合唱などが加わり思い思いの「平和へのメッセージ」を、美しいメロディにのせて私たちの心に届けていただきました。今回、北海道までやって来てくれたのは、昭和13年製造のヤマハ製アップライトピアノ。爆心地から約4キロ離れていた広島市南区宇品地区の民家で被爆したものの、消失を免れ、近年矢川さんのピアノ工房に引き取られたという。

矢川さんの工房には、この他にもやはり被爆した6本足のグランドピアノがあり、 広島近隣ではこのピアノを使ったコンサートも開催しているそうです。先日のジョージ・ウインストンの広島公演の際にも彼の希望でこのピアノを使用し、大きな感動をもたらしたようです。 今回は、矢川さんがご自分の運転するトラックでピアノを運んできてくださったのですがまた、次の機会にはこのグランドピアノと一緒に札幌に来ますよと、笑顔で語ってくれた矢川さんでした。


>>コンサート報告はこちら

  【矢川光則プロフィール】

1952年、広島市生まれ。
ピアノ調律師として河合楽器製作所(静岡県浜松市)などに勤めた後独立。
95年、広島市安佐南区に矢川ピアノ工房を建て、古いピアノを再生する活動も開始した。工房で開くコンサートの収益を基にした「ピアノリサイクル基金」を設けて輸送費を工面し、これまでに約110台のピアノを国内やアジア、アフリカに贈っている。2004年、広島市の「市民賞」受賞。

【ピアノリサイクル基金】
ピアノには多くの木材を使用しています。森林保護のためにも不用になったピアノを再生し再び役立てようという活動です。日本中で約700万台が粗大ゴミになってしまっているといわれる不用になったピアノを譲り受けて再生し、必要としている施設に寄贈しています。ピアノ演奏を中心に各種のチャリティコンサートを開催し、募金への協力を呼びかけています。

■事務局 : 広島市安佐南区沼田町309 矢川ピアノ工房 気付
■tel.fax : 082-848-9533
■郵便口座 : 01320-8-5935
ピアノリサイクル寄贈基金  代表者 矢川光則
 
   
ミーム・カンパニー / 札幌市中央区南2条西5丁目興和産業ビル3F TEL:011-210-5011 E-mail:harasaki@miim.jp
 
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