7月のある日(本当は覚えている。私の誕生日の前の日だったから。)札幌での斉藤哲夫のライブに行った。
その数日前、これも奇遇なんだけど、私は兄に「斉藤哲夫ってちょこちょこライブやってんのかなぁ」と、聞くでもなく聞いた。独り言のように。
「あちこち廻ってるみたいだぞ」 「ふ〜〜ん」………といった宙を舞うような会話の後です。
新聞に「斉藤哲夫ライブ」の文字を見つけたのは!<仕掛けてくれたバー・ナイアガラムーンの菅原さん、ありがとう>
今年の斉藤哲夫は北海道づいていたのか7月の中村楽気店でのライブの後も、9月、10月と札幌にやって来て。
で、10月9日。(そうなの、生きていれば64回目の john の誕生日のその日に!) 斉藤哲夫は、ピアノマンのさがみ湘と連れだって、私の仕事場にやって来た。john
の リトグラフを見るために。
「へぇ、すごいねぇ。john だねぇ。」と、リトグラフをひとつひとつ見て回る斉藤哲夫とさがみ湘。
「こんなことになっちゃったから、今年は何かここで、 john がらみのイベントでもしようかなぁ、とか思ったりしてるんだけど。」
「いいねぇ。じゃあ、僕くるよ。」
「・・・『僕、来るよ』って云われても。じゃあ、私、チケット売らなきゃぁ・・・!!」
斉藤哲夫も、中2の時に、初めてコピーしたというビートルズナンバーを何曲か演ってくれるという。
「・・・私が聞きたいから、頑張っちゃおう。
昔馴染みのブルースハープの千葉ちゃんにも、お願いしようっと・・・」
そうやって始まった john の追悼ライヴ。
本当はもう追悼するとかじゃなくて、ある意味、john の音 に育てられた私たちがそれぞれの立場と想いで、もう一度
john を感じる時間をもてたら…というのが、本当の意味合い。そいうのは、どういう言葉で表現したらいいのか、わからない。
そうね、題して『 john lennon , LOVE YOU, LIVE !! 』
john は、いつまでも私たちの心に生き続ける。
ぼくが これまで どうやってきたかは
おしえられる けど
きみが これから どうするかは
自分で考えなきゃ
Now that I showed you
what I`ve been through
Don`t take nobody`s word
what you can do. by john lennon
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