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>> Report top >> Event Vol. 02
 
  【 出演 】
■中野督夫 : From センチメンタルシティロマンス Vo./ギター
■HAGE富安 : ギター/バンジョー/ウォッシュボード/Vo.
■あらいなおこ : クロマティックハーモニカ
■関ヒトシ : ギター
■千葉智寿 : ブルースハープ
■一本の電話から
 
「もしもし、美也ちゃん?督夫です。」
「わぁお、督ちゃん、久しぶり!元気?」

かねてから、2月か3月頃、北海道を廻りたいんだ、と云っていた
中野督夫からの連絡をうけたのは1月下旬のこと。

「北海道ツアー、決まったんだよ。でね、札幌は美也スペースでやりたいんだよ。」
「えぇ?私んとこで?どうして、うちでやりたいわけ?」
「だって、美也んとこは、ちょっと変わってるじゃん。ライブハウスでもないしさぁ」

そうよ。私のスペースはライブハウスじゃなく、ギャラリー風のスペースを、
ふだんはカラーコンサルティングやカラーセラピー、メイクアップサービスや打ち合わせをしたりして使っている。
札幌駅前、天井高く、狭くもなく、明るくてほんわか落着けるスペース。
チョロチョロと水の音も聞こえたりして、ちょっと不思議な空間かも。
  
「美也んとこは、3月で引っ越し一周年なんだから、記念イベントにしたら…?」
「ありがとう。わかったわ。じゃあ、やっちゃおうか!!」
うちでやりたい、と云ってくれる督ちゃんに感謝しながら、とりあえず電話を切る。

 
■中野督夫のこと
 

去年秋のセンチメンタルシティロマンスのライブの翌日の 督ちゃんのライブ(関ヒトシ・千葉智寿とのジョイントでした)に
私は、足取りも軽く繰り出した。 確実に刻まれるリズムと、層の厚いハーモニー。
夜風にのって浸みこんでくるような督ちゃんのヴォーカルに I was So Happy !!

その夜の仕事が、直前にキャンセルになってくれて(いつもなら、キャンセルなんてあんまり喜べないんだけど、
そのときはかなり嬉しかった) すっかり盛り上がってしまった私に
督ちゃんとハープの千葉ちゃんが付き合ってくれて、ライブの余韻をひきずりながら、楽しいお酒を酌み交わし。
 
翌朝、督ちゃんは、ふらっとミーム・カンパニーに立ち寄ってくれて。
johnのリトグラフなんかを眺めながら、
「哲ちゃん(斉藤哲夫)もここでやるのかぁ・・・いいねぇ。」
なんて言葉をあとに、その頃、住んでいた横浜へ、と帰って行った。

思いっきり二日酔い(というより、まだ酔っている)のに
督ちゃんのフットワークは「軽いわぁ〜」というのが、そのときの私の印象。
 
中野督夫といえば、もちろん名古屋発ウエストコーストサウンド。
細野晴臣がプロデュースしてデビューしたセンチメンタルシティロマンスのギタリストでヴォーカリスト。
センチは、去年でデビュー30周年を迎えた。
ひとつの形を30年もの長い間、続けるってことが並大抵ではない、ってことは想像できるけど、それにしてもすごいなぁ。

札幌のブルース収穫祭も去年で30周年を迎え、私の中でも、去年は「30年」というのがいろんな意味で
キィワードだったけれど、センチもやっぱり30周年。
《 30年 》・・・・・
やっぱり、これはひとつの時代のBIG WAVE なんだわ。

 
■中野督夫と「夕方フレンド」
 
その長く深〜い音楽活動の中で、EPOや、竹内まりあ、大貫妙子、などなど
ほんとうに沢山のミュージシャンのサポートやセッションをしている督ちゃんだけど
(そうそう、斉藤哲夫の隠れた名盤、「DETE FABULA」 のあの素敵なギターも督ちゃんなのよ)
今回、一緒に来てくれるという二人も、督ちゃんのアルバム「夕方フレンド」に入っていたり、
督ちゃんも参加していたり、という仲良し三人組。クロマティックハーモニカのあらいなおこちゃんと
ギター、ウォッシュボードなどのHAGE富安さん。なんだか、とっても良さそうな感じ。


「えぇ〜、それなら、私の大好きなギタリストの関さんにも入ってもらいたいわぁ」と
さっそくアポをとる。フライヤーやチケットを作り始めたけれど
なぜか、いつも私の中に、何か欠けているような物足りなさが付きまとう。
一体この感覚は何?????

ある朝、目覚めた瞬間に、答えがでた。そうよ、そうよ、千葉ちゃんのハープの音が欲しかったんだ!!
さっそく督ちゃんに話し、千葉ちゃんに遅まきながらお願いして。
これで、完璧。力も入るわ。それにしてもどうして、もっと早く気が付かなかったのかな。
ドジな私。ごめんね、千葉ちゃん。

お世話になっている北海道新聞のM氏や旧友のイエローページのMクン、
三角山放送局や、FMアップルにもお願いして、告知対策は万全。
当日手伝ってくれるスタッフの方々への連絡、レンタル椅子やドリンクの手配など
するべき事は山々あるけれど、周りの人たちの助けを借りながら、準備は進んでいく。

こうやって、自分のスペースを使ってもらって
心を揺らす素敵なミュージシャンが集まってくれて
そして、それを楽しんでくれるお客様たちが沢山来てくれる。
こんな幸せな時間をもてるなんて。日々、感謝です。ありがとう。
 
   
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